210914
Days in AUS vol.01
「とりあえずSection 8に行こう」
暇を持て余したら辿り着く。持て余さなくても遊びに行く。
それがメルボルンのシティ中心にある遊び場、Section 8だ。ビル街の狭間の空き地にふとあらわれる、オープンエアーのBarで、DJブースから良質なサウンドが流れる。House、Techno、Hip-Hop、Afro、Riddimなどジャンルは日によってさまざま。Gilles Petersonが遊びにきた夜は、辺りは熱狂的ファンで溢れかえった。昼間から営業しており、夜中まで客で賑わう。バスケットゴール周辺では、絶えずボールがパーカッションのように地を跳ねる。
毎週月曜は誰でも参加可能な、バスケットシュートチャレンジがあり、5本のショットの総得点を競う。一位には高額のドリンクチケットが贈呈される。人種、性別を問わず、入れば盛り上がる。3ポイントを決めるとギャラリーは、両手を天に上げ叫ぶ。シューターとハイファイブをする。グルーヴは、たまらなく最高潮だ。
メルボルンを振り返る上で、真っ先にSection 8が出てくる。渡豪して最初の、居心地のいい場所だったからだ。ファーストワンでナンバーワンだ。出会った友達も、流れるミュージックも、そこで人々がつくるグルーヴも。
何でこんなにベタ褒めしているかというと、
いつかまた遊びに行った時に、ドリンクチケットをもらうためだったりする。